創業50周年記念事業
エラー画面 | がまかつ
ちょろちょろと見てみました。
ちょっと気になったところ。
その播州毛鉤が危機に瀕しています。最盛期には、昔からの技を受け継ぐ職人が約3000人もおり、まさに地元の一大産業でした。それが現在では伝統工芸士を含め、わずか16人に減ってしまったのです。
その理由は需要の大幅な低下です。アユ釣りは、かつては毛鉤を使うのが一般的でした。しかし1960年代以降の川の洗剤汚染によって羽虫がいなくなり、アユの食生が変化。羽虫がエサであることを知らないアユは毛鉤では釣れなくなってしまったのです。
右ページのグラフのように、合成洗剤の生産量の増加と毛鉤の生産量の減少が完全に「X字」を描いているのがわかります。
洗剤による水質悪化も、そりゃ要因の一つであるとは思いますが、この展開は飛躍しすぎじゃないかと。
それよりなにより、グラフの魚がアユじゃない時点で「はい、やりなおし」です。